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新人プログラマがプログラマの人生本を読んでみた

みなさん、初めまして。
新人プログラマの水瀧と申します。
今回は今までの技術ブログとは趣を変えて、
本の書評というか、感想をお伝えしたいなと思います。
読んだ本は、G・パスカル・ザカリー 著「闘うプログラマー」です。
いろんなプログラマさんの人生や仕事に対する姿勢などが書かれていますが、
考え方などの面でもためになることがあるのではと思います。
では感想をいくつか書きますね。

知らないことは恐ろしい
その昔、まだコンピュータがとてつもなく高価だった時代には、なかなか普及しませんでした。
(だって高いですからね)
それゆえに、プログラムの世界を恐怖の対象として考える人が多かったのだと思います。
それはなぜか?理由は、コンピュータのことを「知らない」から。
例えば「おばけ」を例にしますと、そこにいることを「知らない」がゆえに、
いざ出会った時に驚きと、恐怖を感じますよね?
人間は「知らないこと」に関しては恐怖を覚えるんだということを改めて感じました。

もちろん自分も例外ではないです。むしろ、知らないことの方が多いので、怖いものだらけですね。

けれども、勇気を出してその世界に飛び込んで、その魅力に気づいたときは、
他のことよりも何よりもその世界のことを知りたくなり、夜中でも夢中になるほど熱中します。
人間が好きなことを長時間続けるのは、それほど集中できるからなのだと思います。

明日、楽をするために
仕事をしていく中で、自分ができない分野だけど、やりたいことがある。
だけどそのためにわざわざ、違う分野を得意になるまで勉強をするのは時間が勿体無い。
そういう状況はよく出くわしますね。もちろん独学で得意になってもいいとは思います。
だけど、そんな勿体無いことをしなくて済むように、その分野を得意な人が、
後で、少しづつでも楽ができるものを、「今」頑張って作っていき、効率よくものづくりをする。
それを繰り返すことによって未来の作業の効率が上がると思っています。塵も積もれば何とやらですね。
大きな仕事をするために必要になる、「小さなパーツ」をせっせと作っていく。
プログラマという生き物はそうしてプログラムを作っていくべきなのではないかと思いました。
(なんだかプログラマだけに言えるようなことでもない気がします。)

1人はみんなのために、みんなもみんなのために
自分にしかできない、あるいは自分がやる方が適任だという場面が多々あるのではないかと思います。
その能力を誇示するために使うのかはたまた誰かのために使うのかで、同じものを作った時、
その成果物の価値は変わるのではないかと思います。
新たに出てくる技術が汎用的になるほど、それを使いこなすために難しいことを習得しなければならないですが、
すでにその難しいことを習得した人が、他の人もその技術を使えるように「道具」を作れば、
わざわざ得意になるための時間を費やさなくても使うことができるはずです。
プログラムだと一つの機能を作るのに最初は手間がかかるけど、汎用的なパーツを担う機能を作ってしまえば、
後はそのパーツを組み合わせて新機能の実装が出来ますよね。
こうして誰かはみんなのために、みんなもみんなものために自分にできることに全力で取り組むべきなのではと思います。

世界は自分が中心で回っている?
複雑な構造の仕組みを組む際、本体になる部分を1つだけの状態で完結させるのは非常に難しいです。
改めてその仕組みの構造を見直すと、「特定の箇所にしか影響しないもの」の集合体になっている場合があります。
その集合体をそれぞれ「パーツ」として分離し、他の場所に影響を与えないようにするという考え方が時として必要になります。
ただし、その時には「そんなのおかしい!」と言われたとしても、自分だけでも
「自分の方が正しい、周りや世界の方が間違っている」と少し傲慢気味にでも進めることで
いざやり遂げた時、その考え方が間違っていなかったことの証明ができます。
(もちろん、全てがそうとは限らないですが・・・。)
それに、間違いだったとしても、どこが間違いだったのかを考えてさらに先へ進むための経験値にもなりますよね。
「失敗は成功の元」とはこういうことなんでしょうか。

以上、本を読んでみての感想でした。

まとめ
社会人になってまだ日が浅い、私の考え方とは違った考え方に出会うことができました。
その考え方を自分なりにでも汲み取り、小さなことでも行動に出すことで
きっとステップアップできるのではないかなと感じました。
みなさんも空いた時間などを活用して、自分ではない他の誰かの考え方も自分への教養として知ってみてはいかがでしょうか。


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