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ルーターってどれかわかりますか?

  • さて
    お久しぶりです。
    CCSの坊主。ボウザーとして生きて行く 田中 でございます。

    もうすっかり冬です。紅葉は終わってしまいましたかね?
    京都のお寺ライトアップも今週末くらいまでやっているので
    是非、京都へお越し下さい。

    さて、今回は技術と別でネットワーク機器についてになります。
    日常生活でも耳にする単語。ルーター, L2スイッチ, ハブといった単語がございます。
    会社やご自宅にも恐らく設置されている機器を見て、それが何かわかりますか?
    ポートいっぱいあるけど、スイッチングハブ? ルータ?

    それぞれの役割を簡単に紹介出来ればと思います。

  • 様々なネットワーク機器
    ネットワーク機器に色々なものがあります。
    今回、大きく三種類、リピーター・ハブ・ルーターに分類します。

    それでは、順番にいってみましょう。

  • リピーター
    信号増幅機になります。
    LANケーブル上を流れている信号も物理的なものなので、遠くにいけばいくほど信号が弱くなっていきます。
    そこで、リピーターを通す事でデータをどーーーんと大きくする事が出来ます。

     
    ただし、増幅にもコストが当然かかるので繋げば繋ぐほど遅くなるので注意。

  • リピーターハブ
    開発者や何かしら利用する目的がない限り、ほとんどお目にかかる事ない機器です。
    接続したポート全てに対してパケットを送信します。

     
    当然、関係ない端末にもパケットが届き、不要なパケットかの判別が必要になるため
    負荷もかかる、信号の衝突が発生して無駄な再送
    再送するための待機時間も発生、パケットのぞけるのでセキュリティ面でもよろしくありません。

    逆に、意図的に他端末へ流れているパケットを監視したい時に使えます。

  • スイッチングハブ
    少し賢くなったハブです。
    リピーターハブの問題にあった、ポート全てに対してパケットを送信する。
    これを、必要な端末にだけ届ける事が出来る優秀なヤツです。

     
    無駄なデータが流れなくなるので、衝突の頻度も減り
    他端末からのぞかれる事もなく皆がハッピーになれます。

    宛先をMACアドレスから振り分けを行う L2スイッチ
    宛先をIPアドレスから振り分けを行う L3スイッチとあります。
    大規模なネットワーク構成にしない限り、L2スイッチで十分かと思います。
    (L2スイッチ = Layer 2スイッチ OSI参照モデル)

  • ルーター
    よく聞く、よく見る、けどこれであってる? そんな端末ルーターです。
    今時、ハブの機能が備わっているものも多いので混同してしまいやすいです。
    用途はハブと別物である事を認識しておきましょう。

    PPPoEやNAT, DHCP等。他ネットワークと繋がるための機能が提供されています。
    ルーティング。交通整理を行うのが機器の役割になります。

    もし、ルータを利用せずにPC3台をネットワークに繋げる場合。

    3台に対してケーブルを引く必要がある。
    3台に対してIPアドレスを取得する必要がある。
    3台に対して接続の設定が必要である。

    面倒くさいし、お金も手間もかかる事だらけです。
    DHCPでプライベートアドレスを利用出来るようにし、PPPoEの設定をルータにしておく事で
    ルータ配下にPCを設置するだけで外部ネットワークへと繋がる事が可能になります。

  • 最後に
    どうやって、MACアドレスで届けてるの? DHCPって何? プライベートアドレスってーーーー。
    とかいうのは追々でお願いします。
    ご自宅のネットワーク構成がどうなっているか、一度ご確認下さい。

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